いびきを治すには病院へ!受診の目安や治療方法を解説


「いびきがうるさい」と家族に指摘されたり、「朝起きてもスッキリしない」と感じたりしていませんか? いびきは単なるクセではなく、放っておくと健康リスクにつながることもあります。では、いびきを治すにはどんな病院を受診すればいいのでしょうか? この記事では、病院での診察の流れや治療方法について、わかりやすく解説します。


いびきは病院で治せる?受診する目安とは?

いびきは一時的なものもあれば、病気が原因になっていることもあります。特に以下のような症状がある場合は、病院を受診することをおすすめします。

病院に行くべきいびきの症状

毎晩いびきをかく(特に大きないびき)
寝ている間に呼吸が止まることがあると言われた
日中の眠気や倦怠感がひどい
朝起きたときに頭痛や喉の渇きがある
熟睡できず、何度も目が覚める

これらの症状がある場合、いびきの原因として「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」などの病気が隠れている可能性があります。放置すると高血圧や心疾患のリスクが高まるため、早めに病院で相談しましょう。


いびきを治すために受診する病院はどこ?

いびきの治療を受けるには、以下の診療科を受診すると良いでしょう。

① 耳鼻咽喉科

鼻や喉の異常(鼻づまり、扁桃肥大、アデノイド肥大など)が原因でいびきをかく場合は、耳鼻咽喉科での治療が効果的です。鼻づまりの改善や手術による気道の確保などが行われます。

② 睡眠外来(睡眠クリニック)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合は、睡眠外来を受診するのがベスト。専門的な検査(簡易睡眠検査やPSG検査)を受け、CPAP治療(持続的気道陽圧療法)などの適切な治療を提案してもらえます。

③ 内科(循環器科)

肥満や生活習慣病が原因でいびきをかいている場合、内科での診察が役立ちます。体重管理や生活習慣の改善指導を受けながら、いびきの根本的な原因を解決していきます。

④ 歯科(歯科口腔外科)

マウスピース(スリープスプリント)による治療を行う場合、歯科での相談が必要です。マウスピースを装着することで気道を広げ、いびきを防ぐことができます。


病院で行われるいびきの治療方法

病院では、いびきの原因に応じてさまざまな治療法が提案されます。

1. CPAP療法(シーパップ療法)

睡眠時無呼吸症候群の治療としてよく使われる方法です。専用のマスクを装着し、気道を広げることでスムーズな呼吸を確保します。重症のSAS患者にとっては非常に有効な治療法です。

2. マウスピース(スリープスプリント)

軽度~中等度のいびきや睡眠時無呼吸症候群の方におすすめの治療法。下顎を前に出す形のマウスピースを装着することで、気道が確保され、いびきを防ぐことができます。

3. 手術(外科的治療)

鼻や喉の形状に問題がある場合、手術が選択されることもあります。
扁桃肥大・アデノイドの切除 → 気道を広げる
鼻中隔矯正手術 → 鼻づまりの改善
レーザー治療 → 軟口蓋の余分な組織を除去

4. 生活習慣の改善指導

病院では、以下のようなアドバイスを受けることもあります。
体重を減らす(肥満がいびきの原因になることが多いため)
寝る前のアルコールを控える(喉の筋肉が緩むのを防ぐ)
横向きで寝る習慣をつける(仰向け寝は気道を塞ぎやすい)


いびきを病院で治療するメリット

根本的な原因を特定できる
適切な治療を受けることで改善が早い
放置すると危険な病気を早期発見できる
日中の眠気や集中力の低下を防げる

「いびきくらい大丈夫」と放置せず、気になる症状があれば早めに専門医に相談しましょう。


まとめ

いびきを治すには、耳鼻咽喉科、睡眠外来、内科、歯科などの病院を受診することが大切です。いびきの原因に応じて、CPAP療法、マウスピース、手術、生活習慣の改善などの治療法が選ばれます。

いびきは放っておくと健康リスクを高めることもあるため、気になる場合は早めに病院で診察を受けましょう。快適な睡眠を手に入れて、健康的な毎日を送りましょう!