【プロが教える】見やすいパワーポイントのデザイン例と作成のコツ
「伝わる資料を作りたい」「説得力のあるスライドにしたい」
そんなときに欠かせないのが、“見やすいパワーポイント”です。
けれど、「デザインが苦手…」「センスがないから…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、見やすいパワーポイントのデザイン例とともに、具体的な作成のコツをやさしく解説していきます。初心者でもすぐ実践できる内容ばかりなので、プレゼンや会議資料の質をグッと高めたい方はぜひ参考にしてください。
見やすいパワーポイントの基本構成とは?
まず大前提として、見やすいスライドとは「情報が整理されていて、一目で内容が伝わる」ものです。視覚的なノイズを減らし、“伝えたいことだけ”を絞るのが鉄則です。
✅ 見やすいスライドのポイント
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1スライド1メッセージ
→ 情報を詰め込みすぎない -
余白をしっかり取る
→ スライドに“呼吸するスペース”を作る -
フォントと色を統一
→ 視線の流れが整う
【デザイン例①】タイトルスライドはシンプル&印象的に
✦ デザイン例
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背景:無地 or 薄いグラデーション
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タイトル:大きく中央に配置(35pt以上)
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サブタイトルや日付は小さく控えめに(14〜18pt)
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アイコンやロゴで印象付け(使いすぎ注意)
✦ コツ
タイトルスライドは「このプレゼン、ちょっと良さそう」と思わせる第一印象勝負。奇抜なデザインよりも、整っていて洗練された印象を与えることを意識しましょう。
【デザイン例②】箇条書きは3つまで、図を使う
✦ デザイン例
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左側にアイコン付きの箇条書き(3つ以内)
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右側に図解(チャートやフロー図)
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色は2〜3色までに統一
✦ コツ
人は視覚的に情報を処理します。文字だけのスライドは飽きられる原因に。簡単な図やイラストを入れることで、理解度と記憶への定着率が格段に上がります。
【デザイン例③】グラフの使い方は“ひと目で分かる”が命
✦ デザイン例
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強調したい部分を色で差別化
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凡例はできるだけシンプルに
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無駄な3D・シャドウは排除
✦ コツ
よくありがちなのが、「どこを見てほしいのか分からないグラフ」。
見せたいポイントには矢印や吹き出しを使って“指差し”してあげると伝わりやすくなります。
【デザイン例④】まとめスライドはフレームで囲む
✦ デザイン例
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全体の要点を3〜5行にまとめる
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背景を淡色、内容部分を枠で囲む
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「まとめ」「次のアクション」など見出しを太字で明示
✦ コツ
まとめのスライドは**「この話、要するにこういうことです」**という位置づけ。フレームや色分けで視線を集中させましょう。
【デザイン例⑤】スライド全体のトーンを揃える
✦ おすすめ配色例(見やすさ重視)
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ネイビーブルー × ホワイト × ライトグレー
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グリーン × アイボリー × 濃グレー
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モノトーン(ブラック、ホワイト、グレー)
✦ フォントの選び方
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日本語:メイリオ、游ゴシック、Noto Sans JP
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英語・見出し用:Arial、Helvetica、Roboto
※ フォントは2種類以内に収めるのが基本ルール。
見やすいパワーポイントを作る5つの習慣
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スライドごとに「何を伝えたいか」を明確にする
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配置バランス(余白・整列)を整える
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1枚に情報を詰めすぎない
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色・フォント・アイコンの統一感を持たせる
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第三者に見せてフィードバックをもらう
まとめ|“見やすさ”は誰にでも再現できるスキル
デザインセンスがないから…と諦めるのはもったいないです。
見やすいパワーポイントは、“コツさえつかめば誰でも作れる”ようになります。
まずは今回ご紹介したデザイン例から一つずつ取り入れて、**「伝わる資料作り」**を目指してみてください。